2011年06月14日 自分の立ち位置感覚に関する「ずれ」
_ 今朝、TBSラジオもりもとたけろうスタンバイの「現場にアタック」で、AKB48ならぬ、SBE80(サバエ・エイト・オー)が取り上げられていた。福井県鯖江市の女性が組織する歌・ダンスのグループ。
平均年齢80.6歳。74〜86歳がメンバー。市役所の山本さんという職員の人がプロデューサーを勤める。地元ではテレビやライブなど出演の機会が増え、人気とのこと。
その話自体もおもしろかったが、メンバーでない77歳の人が「何十年も上の人たちが元気で活躍している姿を見て、勇気づけられた。同じようなグループを結成して私もがんばりたい。」という趣旨のコメントをしていて、それに強く興味を引かれた。
「何十年」というのは、客観的にみれば、どう考えても大げさ。SBE80の最高齢86歳の人と比べても差は9歳。でも、発言された人の感覚には、どこかに「何十年」があるんだろうと思う。
おそらく、自分を若く思っているというわけではなく、相手をかけ離れて年輩と思っているわけでもない。実態を認識していないわけではないものの、それとは別の感覚がどこかにあり、それが口をついて出た。という感じだろうか。
勘違いではないにしても、どこかに漠然とした「ずれ」がある。そういうことは、意識して指摘しようとすると難しいが、結構あることのように思う。
なんだか揚げ足とりのように聞こえるかもしれないが、そういうつもりではない。類似のことが、だれにでも時々ある。世の中によく見られる。という気がする。
こういう「ずれ」がトラブルを生むこともあるだろうし、意外な方向に物事を進展させる機会になることもあるように思う。ちょっとしたシャッフル要因。
自分でもなぜだか分からないが、とてもおもしろいと感じたので書いてみた。