2011年03月06日 防災グッズ、才覚
_ 防災グッズ
ニュージーランドの地震、かなり悲惨な状況のよう。
改めて防災グッズのことを思い出す。
昨年10月、デイケアセンターを運営している知人が
「実際に使った経験がないと、いざという時に使えない。特に視覚障害者は、品物に貼り付けてある説明書きを読むことができないから体験しておくのが大事。」
ということで、体験会を催した。私も参加。
視覚障害者用のグッズを取り上げる催しは多いが、防災グッズの体験会は初めて。目のつけどころがいいなと感心。
汚水を飲める程度にするストロー、非常食のご飯や餅の食べ方(火を使わずに熱する方法を含む)、手回し充電のラジオ、トイレ用品、保存用の水の飲み比べ etc.
確かにいい経験になった。ただ、しばらくすると忘れてしまうので、1年に1回くらいやった方がいいと思う。
その知人に、私のおにぎりのあけ方は25点と言われた。でも、4つあければ100点。なんちゃって。
_ 才覚
規模の大小がどうであれ、自分でデイケアセンターや福祉施設を立ち上げて運営を続けている人って凄いと思う。会社の起業・運営も同じ。
私にはそうした才覚はない、あるいは、かなり乏しい。
得意・不得意は人それぞれだから、単純にうらやましいと思うわけではないが、そういう才覚のある人ってどこが違うんだろうと思う。
全く切り口は違うが、知的障害の人で、施設をぶらっと出て何ヶ月も戻らず、忘れたころに帰ってくる人がいると聞いた。所持金もちょっとした外出時に持つ程度。
これも一つの才覚。どうやって知らない人の間で何ヶ月も暮らせるのか。私にはとてもできない芸当。
見知らぬ人とそれなりにコンタクトをとりながら、食べるものと寝るところを確保する。少なくとも健康を損なわない程度に暮らしを維持する。なかなか凄い能力。
才覚って、いったい何だろうと、ふと思う。